カムプログラムロボットでオリジナルロボットを作ってみた

カムプログラムロボットでオリジナルロボットを作ってみた

 完成したタミヤカムプログラムロボットですが、せっかくですからオリジナルデザインのロボットに改造?してみました。

カムプログラムロボット工作キットのままの完成時

今回は、マイコンボードを組み込み、Wifiでタブレットから操作できるロボットに改造。外観はなるべく既存のシャーシを生かしたカバーをデザインし制作しました。
 まず、不要な部品を取り外します。
 製品のパーツを削ったりせず、元に戻そうと思えば直せるようにしておきました。

不要部品を取り外し、マイコンボードと電池ボックスを組み込んだところ

 マイコンボードでの制御に切り替えます。
 このロボットキットの一番のポイントでもあるカム送りのユニットは、残念ですが不要になるため取り外しました。
 マイコンボードは、秋月のESP8266の開発ボード「AE-ESP-WROOM-02-DEV」をArduino化して使用しました。電源は、単4電池を3本使用しています。マイコンボードには、首振り用のサーボとLED、モータードライバーを介してクローラー用モーターをつなぎました。

AE-ESP-WROOM-02-DEVとモータードライバーをユニバーサル基板に配置した

ミニサーボ、LED、スイッチを配線

 外装カバーを制作します。
 外装は、紙で制作し、さらにフェルトシートを貼り付けました。色は、もとのカムプログラムロボットの雰囲気が残るようにセレクト。あえて大きめの頭をつけてちょっとかわいい感じにまとめました。

カムプログラムロボットの外装を紙で作る

 オリジナルロボットの完成です。
 センサー類はついていないので、単なるリモコンロボットなんですが、進行方向に顔を向ける、停止時にちょっと首を振るというような動作が入るだけで、かわいくなります。
 外装をはがさないと電池交換ができないのが弱点です。

カムプログラムロボット改造版 完成

タブレットのブラウザから操作<br>上のボタンは決まった動作を割り当てた

 カムプログラムを使わずにマイコン制御をする前提なら、このキットを使わず、タミヤのクローラーセットやダブルギアボックス等から自由に組み合わせてロボットをつくることも可能です。それでも、「カムロボ」は、低価格のロボット向けのプラットフォームとしてなかなか楽しめる工作キットのような気がします。


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