昨年組み立てたELEKITのフォロにプログラミングできる新型「プログラミング・フォロ」が発売されていました。前回のフォロを組み立てた息子くんが、フォロのパッケージを発見するなり「作りたい!」と言い出したので、今回も組み立ててもらいました。
「プログラミング・フォロ」は、ELEKITが発売する「プログラミング・フォロ for PaletteIDE」とスイッチエデュケーションが販売する「プログラミング・フォロ for micro:bit」の2種類があります。違いは、プログラミングを書き込みできるマイコンボードが付属しているかどうかという点で、ロボット本体は同じです。
「プログラミング・フォロ for PaletteIDE」は、ELEKITが提供するWindows用のソフトウェア PaletteIDEを使ってプログラミングできるマイコンボードが付属しています。このマイコンボードは、基板のソケット形状がmicro:bitに合わせてあります。micro:bitが手元にあれば、差し替えてMakeCodeでプログラミングをして使うことも可能です。一方の「プログラミング・フォロ for micro:bit」は、マイコンボードが付属しないバージョンの商品です。別途micro:bitを入手しそれにプログラミングをして使います。
マイコンボードが付属する分「プログラミング・フォロ for PaletteIDE」の方が定価は高いのですが、なぜか、こちらの方が安く入手できました。
早速、小学生の息子くんに組み立ててもらいました。大人が担当したのは、ニッパーで切り出した部品のバリ(ゲート)取りです。ネジ止めは、電動ドライバー BOSCH IXO5 を使って息子くんがしました。
フォロの胴体内部は、歯車パーツが入っています。組み立て時にタミヤのグリスを塗っておきました。(製品にグリスは付属していません。)
こどもだけで組み立てが難しかったところは、頭の左右のパーツをセンサー基板と電池ボックスを差し込みつつケーブルを逃しながらはめるところと、「パチンとはまるまで押し込む」パーツ類のはめ込みでした。
頭部以外は前回のフォロと一緒なので、息子くんは「足は前と同じだ」と言いながら楽しく作っていました。休憩をはさみつつ組み立て、2時間半程度の作業時間で完成しました。
完成したフォロを動かしてみます。当初、プログラミングにはmicro:bitを使うつもりだったので、マイコンボードは必要ないと思っていました。実際のところ、完成してパソコンも使わずとにかく動かすという時に、最初からプログラムが入っているマイコンボードを差し込みすぐ動かせるのはそれだけで十分メリットがあるなと思いました。こどもは、とにかくすぐに動かして遊びたがったので。
黄色い前回のフォロと比べてみると、頭部が大きくなっています。このため、新型プログラミング・フォロは、ほんの少しの段差でも頭が重くて転倒してしまいます。
プログラミングを全くする気がないのなら黄色いフォロが安いしカワイイのでこちらで十分です。むしろデフォルトのプログラムは黄色いフォロの方がいい感じ。
micro:bitでのプログラミングについては、スイッチエデュケーションの商品紹介サイトを参考にしていただければ使えます。micro:bitを使ったことがある方なら問題ないでしょう。別のアプローチとしては、MakeCodeの機能拡張を追加する画面で「tobbie」と検索入力してもらうと機能拡張が出てきます。これを追加すると動作時の入力ピン番号を気にせずブロックプログラミングができます。